中居動物病院

皆さんこんにちは。

春の訪れもサッサと行ってしまい季節は初夏となりました。個人的にはもっと梅や桜を堪能したかった。

さて、これからのペットとの外出で注意しておきたいこと

<熱中症>
日中、おさんぽや旅先で急に気温が上昇すると短頭種や小型犬、高齢犬は呼吸による体温調節が難しくなることがあります。体を冷却するグッズの用意、マメな飲水、日陰で休憩、アスファルトの上は避ける、いろいろな対策がありますので準備しておきましょう。

<ノミやダニの予防>
気温が高くなるとダニが動き出します。ダニは飼い主が見つける場合も有りますが、知らないうちにダニが付いて給血し素知らぬ顔して落ちていくことが圧倒的に多いです。ダニは皮膚病を起こすだけでなく、人が刺されるとダニ媒介性感染症を移すこともあります。またSFTSなどペットを介して人に感染する病気もあります。予防を心がけてください。

<お菓子などの誤食・誤飲>
ご存じの通り、犬や猫が食べると中毒を起こす、私たちが大好きな食べ物があります。チョコレートやココアパウダーを使ったお菓子、キシリトール入りガム、オニオンフライ、ブドウが入った食べ物です。これからトウモロコシが美味しくなります(もう早生種は店頭に並んでいる)。トウモロコシの芯は今も昔も注意しなければならない食べ残しです。果物の種やようじや串も注意しましょう。

<アウトドア派の注意点>
山や川で遊ぶ場合、川で泳がせる場合は長時間の遊泳では水を大量に飲んでしまうため、水中毒という病気を起こすことがありますので注意しましょう。また、地域性の寄生虫や病気もありますので、予防接種や駆虫剤等もかかりつけの獣医さんに相談すると良いでしょう。

注意ばかりではせっかくの時間が窮屈になりますので、「予防」という先手を考えて楽しい時間を過ごしましょう。